Updated : April 2013
UAとANAのマイル加算の差
ユナテッド航空とANAの提携により、両社のコードシェアしている便を組み合わせた場合、どちらの航空会社で購入してもほぼ同じ額で購入できます。
しかしながら、両社のマイレージプログラム「MileagePlus」と「ANAマイレージクラブ」ではマイルの加算という点では大きな差がありますので、実際に比較してみます。
(1)ANAのWEBサイトで成田からラスベガスの往復を検索してみました。
往路:成田からロサンゼルス経由のラスベガス
復路:ラスベガスからサンフランシスコ経由で成田
加算マイルが、3,375マイルと表示されています。
(2)UAのWEBサイトで同じ便を検索したものです。
相互にコードシェアしているので便名は異なりますが、同じ便です。
また、運賃表示のしかたに差はありますが、ほほ同額の運賃です。
合計特典マイルが往路:5,687マイル、復路:5,538マイルで合計11,225マイルとなります。
両社で3倍以上の開きがあります。これは運賃によってマイルの加算率が異なっており、その差から生じています。
ANAの「積算率表」
UA「特典マイル表」
比較しているのが両社の一番安い運賃クラスですので、実は一番取り扱いの差が大きいところです。
両者を運賃クラスで連結したもので見比べると良くわかります。
全体的にUAの方が加算率は高いのですが、問題なのは私自身一番良く利用している割引率の高い運賃(一番安い運賃)での加算がUAでは特に他の運賃との差はなく、一方ANAでは非常に悪くなっているということです。支払っている金額を考えますとANAの加算率には頷けるところはあるのですが弱者(?)にたいしてもう少し考えてもらいたいものです。
ANA、UAの加算マイルを詳細に比べますと基本となる2点間のマイル数にも若干の差があります。同じ区間を移動しても利用する航空会社によって加算されるマイルが異なるということもあるのです。